輪廻転生と今世の役目ということを少し考えてみた(エッセイ)書(き)活の巻き

輪廻転生と今世の役目ということを少し考えてみた(エッセイ)書(き)活の巻き

7月 12 2015 - 1,未分類記事
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人間は今世の役目を果たすために、輪廻転生する。という考え方について、少し考えてみた。

輪廻転生の考え方は、人間は本来「魂」であり、死んであの世に還っても、またこの世に生まれてきて、それが何度も繰り返されると言うことである。

日本においては仏教の教えが根付いていることもあり、輪廻転生という考え方を持っている人は多い。

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私もそのうちの一人だが、幼い頃はあまり深く考えたことは無く、当たり前の事だと思っていた。

なぜならば、母方の本家は仏教寺で、寺の長女である祖母が同居していたからである。

祖母は敬虔な仏教徒で、朝夕にお経をあげて、頂き物があれば先ずは仏様に、孫たちを叱るときには仏壇の前で言い聞かせ、寝る前も目覚めたときにも、「なんまんだーなんまんだー今日も生かしてくれてありがとう」。などと言うような人だった。

見た目も尼さんのような人で、化粧は素顔に近く、細く短く眉を引き、色の無い唇にうっすらと朱を塗り、髪は後ろにひっつめて丸く結び上げていた。

いつも着物に割烹着姿ではあったが、それはオシャレというものではなく、着慣れているから、ただ身につけているというようなものだった。草履は男性が履く下駄のような地味なものばかりで、およそ女性らしい格好を意識しているなどではなかった。

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なぜいつも割烹着だったかと言えば、当時父母が始めた会社が忙しく、祖母は家事と子育て全般を任かされていたからだ。

食事はたいていが祖母と子供たちのみで、家族の団らんなんて記憶は無く、食べているときは、喋ることも許されなかった。

寺で育った祖母や母からすると、自分たちも偉い和尚たちと、並んで食事をすることは無かったので、これが普通だったのである。

祖母が作る精進料理ばかり食べていた姉と私は、ほぼ菜食主義者のようになっていた。

なにせ「肉は人間が食べるものでは無い」と聞かされてきたから、給食に肉が出れば食べることが苦痛でしかなく、「残さず週間」なんて学校給食のイベントがあれば、チャイムが鳴り終わる寸前に肉を口に入れてトイレで吐き出すといった子供になっていた。

 

さて、輪廻転生はあるのかという話だが、私はそれを信じている。

信じるようになったのは、もちろん祖母からの教えがあったからだ。

小さな頃から、草木や花は人間と同じように命のある物で、小動物もそれぞれ生きて役目があるから、大切にしなければならないと教えられたせいか、ミミズが道ばたで、さまよっていれば、土のあるところに戻してやり、カタツムリを見つけたら、家に持ち帰り庭に置いて、スズメが死んでいれば、土に埋めて手を合わせた。

なぜなら私も、スズメやミミズに生まれ変わってくるかも知れないし、過去生で小動物であったかも知れないと思っていたからだ。

ただこれは幼い頃の考えであって、現在では、人間はまた人間に生まれ変わると信じている。

なぜ人間に生まれてくるのかは、怒りや、悲しみ、嫉妬だとか本来自分に必要のないものを消したり、変えたりするのは、肉体やこの世が必要だからではないかと考えている。

それゆえ、輪廻転生し、自分の役目を果たしやすい環境と肉体を選択するのである。

幼い頃から人間とは何か。地球や宇宙とは何か。といった哲学ちっくなことをよく考えていた。

もちろん答えは持っていないが、人間はエネルー体が本当の姿で、目に見えている肉体は、ただの洋服に過ぎないといった考え方にまとまりつつある。

何が本当なのかを考えたところで、まったく意味の無いことだと思うが、不思議と考えてしまうのである。

 

ちなみに、敬虔な仏教徒の祖母の教えをすり込まれてきたが、実のところ宗教は信じていない。

初詣にも10年以上行っていないし、厄払いもしていない。怒られそうだが墓参りにも行っていないのだ。

もちろん宗教の否定もしないし、必要があれば墓も受け継ぐつもりだが、神様は偶像崇拝では無く、自分の内にあり、幸せに思う気持ちだとか、暖かい気持ちに包まれるだとか、大地や自然と繋がるエネルギーのようなものが神様であって、それが本来の自分の姿なのではないかと考えている。

人は輪廻転生を繰り返しながら、そのような思いやエネルギーを増やしていけるように、約束して生まれてくる。それが今世の役目だと言うのが私の考えである。

しかし、上述したことを普段に思い出すことはなく、すっかり忘れて生活をしている。

 

あとがき☆☆☆

焼き肉屋やステーキ屋、フレンチ、懐石、寿司屋に行ったのも、実は二十歳をすぎてからで、それぞれ、はじめは食べられるのだろうか?と行く前からドキドキしていた頃がありました。

今でも見た目がリアルな肉はちょっと苦手です。

 

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