第22回 ロタ・ブルー・トライアスロン ルポタージュ 連載4

第22回 ロタ・ブルー・トライアスロン ルポタージュ 連載4

11月 12 2015 - 4,スポーツと旅
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2015年11月07日(土)ロタ島開催されたトライアスロンに参加。メンバーは、元帥こと井ノ上陽一さん と バッシーこと板橋力さんと3名で、5日~8日の三泊四日の遠征だった。

元帥は税理士さんで出版も何冊かされている。さらに人気ブロガーでそのPV数は月間60万、 RUNチーム「Admiral」・トライアスロンチーム「ポセイ丼」主宰。私との関係は、毎日ブログ更新を指南してくれた方で、共通の知人友人も増加中。

バッシーはIT及びコンサルティング領域を得意とする人材紹介会社の経営者で、私との関係は、ビジネススクールの2期先輩でトレイルランニングのチームメイト。何だかんだともう5年の付き合いになっている。

 

今日は、いよいよスイムスタート~ゴールのお話。

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スイムスタート

 

ショートのコースはいってこいで、ミドルの人達は、沖に出ている四つのブイをぐるっと一回が追加される。

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海に入ってウエットを海水につけてゆるめておくと同時に気持ちも海に馴染ませる。

私はまた不安でいっぱいになっている。果たして泳ぎ切れるだろうか。途中パニックを起こさないだろうか。波やうねりはたたないだろうか。ミドルの人達の周回に巻き込まれないだろうか。

 

黄色のパンツを履いているのが私だけれど、写真のとおり落ち着かない様子でウロウロしている。

 

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青のキャップがミドルで2キロを泳ぐ人達で、白のキャップが私と同様のショートで、1.5キロを泳ぐ人達になる。スタートの仕方はかなり緩くて、なんとなく海の中でプカプカと浮かんで集まる人が徐々に増えていき、元帥と「あれフローティングスタートなのかな?」「このままダラダラスタートなのかな?」なんて話をしていると、定刻の六時半になったのだろう。スタートを知らせるプワーンという合図とともにスタートとなった。

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周りに人が居なくなってからも、私と元帥はまだスタート地点に居る。

他の人達はもうスタートをしてしまったが、勇気を振り絞るタイミングを失っていて、横に居た元帥に、「途中で止まっていいですから、ゆっくりでいいですから、頑張りましょう、ゴールで会いましょう!」と言われ、握手をして、私はようやくスタートとなった。

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沖に向かって泳いで行くが不安が襲ってくる。

今日は波もないし、見通しはいいし、東京体育館と同じだからと言い聞かせながらとにかく泳いだ。

途中、海中撮影をするダイバーも見えたけれど、ゆっくり見たり手を振ったりする余裕もなく、必死で腕を回し続けた。

ブルーがキレイだとか魚がいるだとか、恐怖心から気を紛らわせるようにも試みたけれど、ポジティブな感情で上書きされることはなかった。

時々顔を出して方向確認をするも、折り返しのブイは遙か遠い。私以外の人はずいぶんと先に一人だけ泳いで居るのが見える。元帥にもあっという間に置いて行かれたようだ。

カヌーに乗ったレスキューが「ダイジョウブ?」と英語なまりの日本で、何度か聞いてくれる。

高めの波を何度かかぶると、前回の新潟村上トライアスロンの波が思い出され、恐怖感が増す。しかしロタブルーの穏やかで透明度の高い海が少しずつ恐怖心から救ってくれた。

ようやくブイに到着すると、ミドルの二周目の人達が早くも到着していて、ドンドン私を追い越して行く、彼らについて行けば、顔を上げて方向確認をする必要がなくなくなるので、白い泡が立つ方向を夢中で追いかけて行った。

折り返し地点まで来ると、一気に気持ちが明るくなり元気になってきた。

もう後は戻るだけだ。

と、突然足に高温の揚げ油が数滴飛び散ったような痛みは走った。

逗子の海でも経験したことのある同じ痛みだと認識したと同時に、海底に無数の小さなクラゲが見えた。

一刻も早くその場を離れなくてはならないと、バシャバシャと足をばたつかせたが、いつまでもクラゲが視界から消えない。

少しパニックを起こしたが、しばらく夢中で泳ぎ、顔を上げるとゴールが近くなっていた。

刺された痕はこんな感じ。

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陸に上がって、ウエットを脱ぐ。シャワーを浴びながらホッと力が抜けてきた。

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サイクリング中にごま塩になりたくないので、髪の毛の塩もしっかり水で流していたのだけれど、後で元帥の動画を見ると、アスリートたちは通常、水で流しもしないんだと知った。

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バイクに乗る準備のために、靴下を履こうとするが、うまく出来ないでいると、元帥がちょうど海から上がって来て、数分で支度を済ませて出て行った。

私はそこから、顔にUVファンデーションを塗り直し、足と腕に日焼け止めをたっぷり塗って、結局どのくらい時間が掛かったのだろうか?15分ぐらい休んでしまった気がする。

 

バイクスタート

先ずはミドルの元帥通過。

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続いてショートの私。昨日のキャンプのせいでお尻が痛すぎる

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続いてミドルのバッシー。まだ笑顔だ。

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もう一回折り返しで、下りの元帥。笑っている。

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折り返しの私。登るときはものすごい時間が掛かったのに、下りはあっという間で、スピードが出過ぎて怖いくらいだった。

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バイクトラブルは、ゴールへの最後の道を曲がらずまっすぐ行ってしまったので、余分に2キロほど走ってしまったのと、あとはバッシーの立ちション現場を目撃してしまったくらいで、無事終了だった。

皆とすれ違ったり抜かれたりして面白いレースとなった。

最後のラン

ランもスタート時は、バイクの筋肉疲労から回復するまでは少し歩き、途中の炎天下でも、脱水を心配したために歩いたけれど、折り返しからは、どんなに走ってももう大丈夫だと思えたので、快調に飛ばした。

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途中で元帥とすれ違ったので、ハイタッチ。元帥がゴープロで撮ってくれた映像を切り抜いてくれた写真だ。

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無事私はゴールして、トータル=4時間57分12秒、スイム1.5キロ 1時間19分37秒、バイク40キロ 2時間23分44秒、ラン10キロ 1時間13分51秒このなかにトラジションの休憩時間も入っているのかな?

 

続いて元帥もゴール

 

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なるほど。ゴールはこうやって入ってくるんだ。

なぜかバッシーのゴール写真を持っていなかったので、こちらはランに行くときの写真

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そして私のトライアスロン初完走記録は終了です。

 

おっと~。今回の旅のハイライトを忘れちゃいません。

元帥部屋レポーーート!

ちなみにドアはいつも開いていて、ゴミ箱部屋を隠してはいないという潔さはある。

さすがトライアスリート。

三日目ともなると、もう収集がつかなくなってきているのか!?

ゴミが溢れて廊下に出てこようとしている。

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ゴミの中にゴミ箱があるといった感じだろうか。

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これまで活用されることのなかったゴミ箱は、ようやく役目を果たそうと、存在を主張するものの、ゴミの中にあっては、その存在もゴミ同様に見えるのだと知った日だった。

 

あとがき☆☆☆

ちなみに私がゴールをしたときはちょうどスコールになっていて、人もまばらで寂しいゴールになった。

私が事前に考えていたストーリーでは、バッシーは負傷しているから、元帥が私より先にゴールをしていて、未だ未だかと待ちわびる。

そして彼方から足を引きずり、ボロボロにクタクタになっている私が戻ってくる。

なんとか歩いてる私をゴールの向こう側で元帥が励ます。

私はゴールのテープを泣きながら切って、ジャンピングハグ!的なストーリーを考えていたんだけど、誰も居ないし。

逆に2時間以上もテントの下で、オヤツをいただきながら井戸端会議をしていたら、完走した感動もすっかり冷めていて、元帥が戻って来たときには、「あ~お帰り遅かったね、お疲れ~」と、日常の一コマなほどにテンションは下がっていた。

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